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Home > その他のコンテンツ > 私のファイター > マイ・Z・モノファイター > 2016年7月17日

★フロントフォーク取り外し★



マイ・Z・モノファイターは、
バグブロドットコムのデモ車としての役割と、
私のトレーニングマシンとしての役割と、
2つのニーズにて購入したバイクですが、
ストリートを走る方達のご参考になるようなデモ車としては、
店内やサーキットや海の近くなど、
すでに色々な場所で車体を撮影した事で、
だいぶその役割は果たしたので、
今後は本格的に私のトレーニングマシン及びファストファイターとしてセッティングを追及していく事にいたしました。




マイ・Z・モノファイターでは、
ホームコースたるM.S.L.HOBBYにてすでに2回の走行をかましておりますが、
シェイクダウン時には、
↑のコース図では裏ストレート終わりの赤い丸のヘアピン部分にて、
フロントフォークの残ストローク不足により、
突然フロントが流れてしまうという現象に襲われた為、
2回目の走行時には、
フロントフォークのスプリングをビート製の強化スプリングに交換して走ったものの、
このスプリングはレートが固過ぎてしまい、
今度は全てのコーナーと、
ストレートでのフルブレーキング時にもフロントの接地感が無くなってしまうという現象が起き、
フロントフォークスプリングの交換は、
まるでイギリスのEU離脱のように想定外な結果となりました。

早い話が“やぶへび”です(笑)。

という訳で、
私のニーズとしては、
初期は柔らかく、
奥で踏ん張るというプログレッシブな特性のフロントフォークが欲しいという感じになったので、
裏ストレート終わりの奥のヘアピン以外は問題が無かったという事で、
スプリングはノーマルに戻し、
奥の踏ん張りを作る為に油面は20mm程上げ、
それでも残ストローク不足が起きるようであれば、
イニシャルアジャスターにてイニシャルをかけていく事で対処するという戦略でかます事にいたしました。

まー、
「失敗は成功のマザー」
という、
「やぶからスティック(byルー大柴)」
みたいな表現が有りますが、
バイクのセッティングでは有りがちな事なので、
気にせずガンガン前に進む事といたします。(^^)




という訳で、
アグラス製のイニシャルアジャスターを6月15日に発注していたのですが、
元々の商品は、
関西のカスタムピーポーピーポーなら大喜びと言った竜宮城ライクな色のセンスで、
関東出身の私にはちょっと厳しい色使い(笑)だった事と、
皆さんご存じのように、
私は「とにかく何でもかんでも黒くする教」の信者だった為、
こちらの商品もカラーの別注をかまして発注していた所、
7月8日だった納期が、
何か問題が発生したのか(笑)、
更に伸びて7月14日に出荷となってしまい、
約1ヶ月の間到着を待つ事となりました。

しかし、
私自身が海外からのお取り寄せの商品にて、
納期が伸びてお客様にご迷惑をお掛けする事もあるのですが、
私のお客様にはリタイヤした老人や主婦など、
モンクレ(モンスタークレーマーの意)の才能に恵まれているという方はほぼ皆無で、
「人間の失敗はお互い様」という事が理解出来る紳士的な社会人の方で占めている為、
私自身も人の事を責める事は出来ないとばかり(笑)、
こうした場合は“まな板のコイ”だと、
気長に納品を待っておりましたが、
この日はこのイニシャルアジャスターを受け取った嬉しさから、
とっととバイクのフロントフォークを取り外す事にいたしました(笑)。


アグラスさんのNinja250SL用のイニシャルアジャスターの商品ページ




マイ・Z・モノファイターは、
↑のように20mmフロントフォークを突き出していて(純正比で16mm)、
そのままですと、
イニシャルアジャスターを取り付けるとアジャスターがハンドルに干渉してしまう為、
この機会にハンドルはセパハン化する事にいたしました。




でもって、
トップブリッジ周りをイジるに当たって、
タンクがあるとイライラするという理由だけで、
外装をちゃちゃっと外しました。




でもって、
バーハンドルをちゃちゃっと取り外しました。




それから、
メーターとヘッドライトをちゃちゃっと取り外しました。




ちなみに、
セパハン化に伴い、
Ninja250SL用の純正のトップブリッジも購入したのですが、
私が注文した時点でカワサキには2セットしか在庫が無かったようで、
その内の1セットをゲットしちゃいました。

想像するに、
Ninja250SLにZ250SLのトップブリッジを取り付けてバーハン化する方は多そうですが、
私のようにZ250SLをセパハン化する為にNinja250SLのトップブリッジを購入する人はほとんど居ないんじゃないかと思われます(笑)。

ちなみに、
こちらのトップブリッジは、
フォーククランプ部分のボルト2本と合わせまして、
購入時の価格は12,916円(税込)でした。




トップブリッジの交換に伴い、
キーシリンダーを取り外しますが、
キーシリンダーは盗難防止の為に、
取り付けボルトの頭が“もげちゃっている”為、
取り外すのがプチめんどくさいです。

でもって、
この頭が“もげちゃっている”ボルトを外す為に、
トップブリッジをひっくり返して取り付けてみました。




これまでは、
こうしたシチュエーションの時には、
ノーマルでセパハンのバイクばかりだった為、
トップブリッジをひっくり返しても特に問題は無かったのですが、
Z250SLの場合はハンドルクランプの出っ張りがある為、
フレームから飛び出ているハンドルロックの為のステーが干渉しそうでしたが、
ギリでセーフというノリでした。




キーシリンダーの取り付けボルトは、
ボルトの頭が“もげちゃっている”のが分かるでしょうか?

ちなみに、
よくお客様より、
「自分でもトップブリッジの取り付けは出来ますか?」
という質問を頂くのですが、
アフターパーツのトップブリッジの取り付けよりも、
むしろノーマルのキーシリンダーの取り外しがトーシロの皆さんには非常に厳しいという感じです。




話を戻しまして、
私の毎度のやり方として、
トップブリッジを逆さに取り付けた後、
上から叩いてもフロントフォークがショックを吸収しないよう、
フロントをスタンドでリフトアップして、
このボルトの頭にタガネで叩いてマイナスのスジを入れて、
その後はショックドライバーのマイナスを叩き込み、
これを繰り返し行って、
ドライバーのマイナスが回転方向に対してひっかかりが出来た後、
ショックドライバーで回してこのボルトを緩めました。




無事にキーシリンダーが外れた所です。




でもって、
Z250SLのトップブリッジの重さを量りますと、
重さは872グラムでした。




でもって、
Ninja250SLのトップブリッジの重さを量りますと、
こちらは494グラムと、
378グラムもの軽量化になっちゃいました。




それから、
セパハン化に伴い、
あまり深く考えずに、
「多分長さが違うだろう」
と思って、
右側のNinja250SL用のクラッチケーブルも取り寄せていたのですが、
長さはZ250SLとほとんど同じでした(笑)。




右側はZ250SLのクラッチケーブルのクラッチレバーホルダー側のタイコ部分ですが、
Z250SLとNinja250SLのクラッチケーブルは、
長さはほとんど同じで、
この部分に曲がりが有るか無いかだけの違いみたいです。




マイ・Z・モノファイターのセパハン化に伴い、
φ37用で、
タレ角が5度位のアフターパーツのセパハンを探したのですが、
ヤフーショップとかで売ってるような怪しい(笑)やつしか無かったので、
私はサーキット野郎ライクなノリにて、
↑のバトルファクトリーさんのセパハンを事前に取り寄せておきました。

ちなみに、
材質は超マニアックなノリにて7N01です。

ところで、
私は今から35年も前の中学生の時に、
すでに色々な金属の引っ張り強度を調べたり、
材料力学などを独学しているような少年だったのですが、
アルミ合金の中では、
A7075という7000番台のモノが1番強度が高い事を知っていて、
しかし、
このA7075は溶接性と耐食性は劣っているという感じだったので、
「じゃー溶接性が高い7000番台のアルミ合金はねーのかよ」
と調べていくと、
7N01という材質が溶接性が高いという事を知識としては知っておりました。

そしてその後、
私は18歳頃には町工場でNC旋盤を動かしていて、
21歳頃にはマシニングセンターという工作機械で色々な金属を削っていた職人だったので、
取引先の材料屋さんなどに、
この7N01の存在について尋ねていたのですが、
どこの材料屋さんもそんな材料は知らないし扱っていないとの事で、
この7N01という材料は、
単に教科書ライクに存在しているだけで、
一般には流通していない夢の金属なんだと認識しておりました。

しかしその後、
かの有名なオーヴァーレーシングプロダクツさんが、
楕円形状のオリジナルのアルミフレームのレーサーを作り、
そのフレームに使われているアルミ合金が7N01だと知った時には、
私は「やられた!」と思ったものでした(笑)。

しかし、
その後は少しずつこの7N01も一般に入手可能な材料になってきたのですが、
中坊の頃から憧れていた、
この7N01を使ったレーシングパーツをこのトシになって入手する事が出来て、
私は大変感動いたしました(笑)。

という訳で、
以上、
「俺は中坊の頃からマテリアルボーイだったんだぜ」
自慢でした(爆)。


バトルファクトリーさんの『アルミ溶接ハンドル φ37 垂れ角 5度』の商品ページ




でもって、
このバトルファクトリーさんのセパハンを、
「とにかく何でもかんでも黒くする教」にお布施を支払うかのごとく、
事前にアルマイトにて黒くしておきました。

おおっ!
黒いセパハンマジカッケー!(笑)




ちなみに、
こちらのセパハンの重量を量ってみますと、
さすがレーシングパーツというイキフン(雰囲気)にて、
重さはたったの440グラムしか有りませんでした。

そう言えば、
JP250という、
Z250とかYZF-R25が戦うレースのレーサーは、
カウルはノーマル形状をキープする事が必要な為か、
あまり低いセパハンは使用出来ず、
走ってる姿を見ましても、
割とハンドル位置が高い感じですが、
私は「漂白された、骨抜きの、おとといきやがれ方式のMFJ」と全く無関係で、
「自由の象徴」たるオートバイという乗り物を、
私は文字通り自由にカスタム出来る身分の為、
このセパハンを使用しますと、
JP250のレーサーよりもハンドル位置は低くなりそうです。




話を戻しまして、
その後、
Ninja250SLのトップブリッジを仮組みしてみました。




突き出し量は以前と同じ20mmでした。




それからキーシリンダーを取り付けてみました。




斜め後ろから見ますとこんな感じで、
トップブリッジに開いた穴がレーシーで攻める気にさせます。




メーターがフレームマウントのNinja250SLをバーハン化する際には何も悩む事は有りませんが、
メーターがハンドルマウントのZ250SLにて、
トップブリッジをNinja250SL用にしてセパハン化しますと、
メーターの取り付けが悩ましい感じなものの、
事前にバイク屋さんでNinja250SLのトップブリッジ周りを拝んで、
Ninja250SLのトップブリッジにはハンドルの回り止め用のボルトが入る穴がある事を知っていたので、
「その穴を利用すりゃー何とかなんだろ」
と、
テキトー予想にて作業を進めていたのですが(笑)、
そんなこんなで、
以前に購入し、
特に使わずにそのままにしていた、
↑のホームセンターで買ってきたL字型のステーを使ってメーターを取り付ける事にいたしました。




かなりクネクネしたノリにて(笑)、
とりあえずはNinja250SLのトップブリッジにメーターを取り付ける事が出来ました。

すでにこうしたノリでかましている方もいらっしゃるかもしれませんが、
Ninja250SLをネイキッド化しようかと思っている方にはご参考になるかもしれません(笑)。

ちなみに、
ただの偶然ですが、
メーターの位置は以前とほとんど変わらない位置に納まりました。




人間の悲しい佐川急便にて、
セパハンを取り付けるとどんなルックスになるか見たかったので、
フロントフォークを外す前にセパハンを仮組みしてみました。




すると、
とりあえずそんなに問題は有りませんが、
セパハンは広げて取り付けようとしますと、
メーターを取り付ける際に使用したL字型のステーに干渉しちゃうようでした。




またがって確認してみますと、
あたり前田のナントカという調子にて、
バーハンの時よりかは前傾する感じです。




その後は、
当初の予定にて、
フロントフォークをちゃちゃっと取り外しました。

そして、
この外したフロントフォークは、
毎度お世話になっておりますパステークさんに引き渡して、
「8.6秒バズーカー」よりも短かった賞味期限のスプリングの交換と、
関西で作られた関東センスのイニシャルアジャスターの取り付けをかまして頂く予定ですので、
乞ご期待!


2016年7月26日 フロントフォーク取り付け


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